北村 磨 Osamu Kitamura カリグラフィーアートに触れる1日《UP 7 TALKs》〜スペシャルゲスト北村 磨 Osamu Kitamura〜

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北村 磨 Osamu Kitamura × UP TOWN FURNITURE®スタッフとの特別対談

北村 磨 Osamu Kitamura カリグラフィーアートに触れる1日《UP 7 TALKs》〜スペシャルゲスト北村 磨 Osamu Kitamura〜

7 TALKs2022.04.15

Staff Art2022.04.15

北村 磨 Osamu Kitamura カリグラフィーアートに触れる1日《UP 7 TALKs》〜スペシャルゲスト北村 磨 Osamu Kitamura〜

北村 磨 Osamu Kitamura カリグラフィーアートに触れる1日《UP 7 TALKs》〜スペシャルゲスト北村 磨 Osamu Kitamura〜

ー 目次 ー

北村 磨 Osamu Kitamura × UP TOWN FURNITURE®

北村 磨 Osamu Kitamura × UP TOWN FURNITURE®

カリグラフィーアートに触れる1日

〜スペシャルゲスト北村 磨 Osamu Kitamura

UP TOWN FURNITURE®スタッフとの特別対談


UP 7トーク

北村 磨 Osamu Kitamura × UP TOWN FURNITURE®

♯1 出会い

生島 最初の出会い覚えていますか?

北村 UP TOWN FURNITURE®のホームページリニューアルの時でしたっけ?

生島 そうです。たしかあの時、名刺交換で名前を書いて渡してくれたのが衝撃的だったんですよね。

北村 あーあれですね。実は、活動を始めた頃からずっとあのスタイルで、、どう自分を伝えたら良いか?って考えた結果なんです。意外と自分のやっている事を伝えるのが難しくって。その場で書いてみようって、ふと思ったんですよ。それだと空気感も含め全て伝わるから。見て感じてもらったらそれが一番かなって。 ただうまく説明できなかったということなんですけどね(笑)

生島 いやーあれがかっこよくて。私も家に帰って試してみたんですがめっちゃダサくなったんですよね(笑)真似できない!ってほんと思いました。

北村 そんなことないですよ(笑)

生島 最初のUP TOWN FURNITURE®の印象とかどうでしたか?

北村 初めてお伺いした時、東馬さんは知っていました。でも別ブランドがあることは知らなかったです。入った瞬間インダストリアルな雰囲気と海外の空気感、しっかりと世界観がある空間だなーと感じました。

生島 ありがとうございます。

北村 やっぱり仕事柄、ペンキで書いてある文字が目に入ってきましたね。その場で生まれるライブ感のようなものを感じてワクワクしたのを覚えてます。ショールームを演出する時にその場で考えてやっているのかなって思って。一緒にやれたら嬉しいなって素直に思いました。

生島 UP TOWN FURNITURE®ディレクターの吉田が書いたものですね。いろいろ作って印刷してとかより、書いた方が早いし伝わりますもんね。


♯2 パートナー

生島 今回このコラボが始まりましたが、北村さんにとってUP TOWN FURNITURE®とコラボすることの意味ってどんなところにありますか?

北村 僕のアートは平面が多いので、立体物に文字を起こせる事が嬉しいです。それもそうなんですが、もっと皆んなのライフスタイルに入り込みたかったのが大きいです。それがコラボする意味かなと感じています。

生島 なるほど もっと身近に感じて欲しかったという意味ですか?

北村 どうしてもアートって言われると、敷居が高い感じがするし、距離を感じたりするじゃないですか?そういう壁を取っ払いたかったっていうのもあるかと思いますね。

生島 確かに敷居が高く感じるかもですね。家具って結構生活に馴染んでいるものなのでそういった意味では家具とアートって遠いのかもしれないですね。

北村 自分一人ではできないことをUP TOWN FURNITURE®さんとやれている。アートを見るだけではなくもっと身近に。生活の中に僕のアートが溶け込める、、そんな画が見えるコラボかなって思います。

北村 磨 Osamu Kitamura


♯3 カリグラフィーとは

北村 カリグラフィーって海外版の書道みたいなものだと捉えています。基本があってルールがあるんです。でもそのルールを守っているわけではなく僕の活動に1番合っているわかりやすい言葉として「カリグラフィー」って言葉を使ったりします。これがわかりやすい肩書きかなって。

生島 確かに一言で表すって難しいですね。

北村 僕だけじゃないと思うんですよ。みんな個性がある。だから一言で自分を表現するのってとても難しいじゃないですか。僕の場合は、日本語表記では『文字書き』って書かせてもらってるんです。個人的に1番しっくりくるので。

生島 私はデザインの勉強をしてきたわけではないですが、今デザインに関わる仕事をしています。人生どう転ぶかわからないなと思うのですが、北村さんがアートの世界に飛び込んだきっかけを伺ってもいいですか?

北村 そうだなー。。。僕はアートをやっている感覚はなくて、文字を書いているだけなのかなって。昔から手書きでメモをとるタイプで文字を書くことが好きだったんです。ノートとか文房具が好きで「字面」っていうんですかね、そういったものが好きだったんです。

生島 なるほど、、、結構今ってパソコンとかスマホでメモしたりしますもんね

北村 メモにある文字をみて思い出す場面とか、思い出があったりするじゃないですか?あれって音楽を聴くとか香りで思い出がよみがえるみたいな感覚と同じで。純粋にそういう想いを馳せるのが好きで。
佐賀でコーヒー屋を立ち上げて働いた時に、空間デザインだったりディスプレイをやったりしていたんですよ。その時書いていた文字をみて、お客様が写真を撮ってくれたり、「かっこいいね」「いい感じ」「これはなんなの?」みたいな興味を持ってもらえることに楽しさを感じていたんです。その時に、そこを突き詰めたいなという思いが強くなりました。

生島 へ〜、コーヒー屋さんの時がきっかけなんですね!意外ですね

北村 学校で学んできたわけではないし、アートが好きだし、僕は想いを込めて文字を書いているだけなので、アーティストと名乗るのはおこがましいような気がするんですが、人の心を動かせるならば、なんでもアートなのかなって思います。コーヒーを淹れるのも接客をするのも。もちろん家具を作るのも。
だから「アーティスト」と呼ばれるにはこそばゆい感じがしています(笑)そうありたいと思いますがまだまだです。アーティストへの尊敬が故にですね。

生島 なるほど。ついついアーティストって勉強してきた人なのかなって思うのですが、、

北村 僕はしてきてないので全然足りません(笑)伝えたい想いはあり表現はさせてもらってます。何かが伝わればいいと思って活動してます。
でもそれはみんなと変わらない。僕もアートに魅了されている一人というだけです。
みんなでアートを作り上げていくのも凄く意味があると感じているのでライブペイントではお名前を頂き書いたりしています。北村 磨 Osamu Kitamura


♯4 作品に込めた想い

生島 今回クリエーターズコレクションプロジェクトの第1弾を飾っていただきました。正直かなりワクワクしています。今回の作品に込めた想いを教えてください。

北村 初めてUP TOWN FURNITURE®を訪れてスタッフとお話しして、、、そこで感じたもの。その場の雰囲気。今回のコラボ商品である椅子の立ち姿。それを軸にして、スートリーを作りました。椅子が語る“存在する”という事への想いを、擬人化し、メッセージとして書き上げたイメージです。UP TOWN FURNITURE®のコンセプトの重厚感と存在感を人と共に居る家具の立場で語ったとしてイメージを膨らませた作品です。

生島 椅子を擬人化したってことですか?

北村 そんな感じです。強く重く自分の脚で立てるモノだけが、誰かを支える事が出来るという考えで、様々な(家具を使う)人をさまざまな色の風として捉え、その中で存在する(鎮座する)椅子はどのような人にも変わらず合わせれる、私はここに居る。というメッセージですね。

北村 磨 Osamu Kitamura

詩:
存在する。という事。 何処であろうと関係なく、その脚で自分を支え、ただただあなたである事。 強く重くそこに居れる者だけが誰かと共に在る事が出来る。 カラフルな風の中で、僕はここに居る。

和訳:
それが存在すること。どこにいても、自分の足で自分を支え、自分らしくありましょう。強くて重い人だけが誰かと一緒にいることができます。色とりどりの風に。私はここにいます。

北村磨 氏コメント:
展示場に置いてる椅子を見て感じた佇まいや雰囲気から、物語を創造した物語。 椅子が語る“存在する”という事への想いを、 擬人化し、語りとして書き上げたイメージです。 UP TOWN FURNITURE®のコンセプトの重厚感と存在感を 人と共に居る家具の立場で語ったとして イメージを膨らませた作品です。 強く重く自分の脚で立てるモノだけが、 誰かを支える事が出来るという考えで、 様々な(家具を使う)人をさまざまな色の風として捉え、その中で存在する(鎮座する)椅子は どのような人にも変わらず合わせれる、 私はここに居る。 というメッセージです。


♯5 伝えること

生島 この作品をUP TOWN FURNITURE®に落とし込んで商品にすることは私たちにとって新しい取り組みになります。商品を購入してくれたお客様にどんなことを感じてもらいたいですか?

北村 大前提として椅子なのでどんどん使ってほしいなと思います。使いやすい・座りやすい・居心地が良い。そう感じてもらえるのが良いですね。その上でアートを感じてもらって、すこし想いを馳せる時間を作ってくれたら嬉しいなと思います。

生島 オブジェとして、というよりも使い倒して欲しいということでしょうか?

北村 そうですね。かっこいいな!とは思ってほしいですが(笑)もちろんオブジェとしてっていうのも嬉しいですが、椅子と共に年月がすぎて作品と一緒に年をとる。
そしてその椅子がお気に入りになってくれるきっかけに僕の文字がなってくれたらとても嬉しいですね。

北村 磨 Osamu Kitamura


♯6 プロモーションムービー

生島 今回この取り組みをより魅力的に伝えたい思いがあったので、無理言ってお願いして動画撮影に協力していただきました。

北村 こちらこそありがとうございます。いいですよね。作品のストーリーがイメージしやすくなる感じがして。

生島 今まではインテリアを撮ることが中心だったから人物を撮ることが少なかったので正直あまり自信がありませんでしたが。。。

北村 でもかなりいい映像になっていると思いますよ!イケメンに撮ってくれてるし(笑)

生島 個人的に動画ってやっぱり静止画じゃ伝わらない空気感とか伝えられることが多いなって感じているんですよね。かっこいい動画じゃないといけないわけでもないと思っています。想いが伝わる動画作りを今後もやっていきたいと思っています。


♯7 挑戦

生島 UP TOWN FURNITURE®はこれからもどんどんこのような取り組みにチャレンジしたいと考えています!北村さんがこれから挑戦すること、したいことを教えてください。

北村 まず私自身が1人の個人としてかっこいい生き様だったなって、いい人生だったなと思いたい。そうやって人生を進んでいきたいと思っています。
活動としては、作品から“何か”を感じてもらえるよう書きたいです。自分の中にもっと奥行きのあるストーリーを作り上げたいなって。その想いや考えを伝えることをやっていけたら。と思います。
広く多くの人に知って欲しいだけでなく、より深くを知って欲しいなと思っています。僕の作品を通して「なんでこんな文字なんだろう」とか「なんでこの色つかったんだろう?」とか、その作品の奥行きを考えることだったり想いを巡らせる想像力が、豊かな人生につながると思っています。そんな想像をする人が僕の作品をアートの入口として増えたらいいなと、おこがましいながらに思っています。

生島 なるほど、人の深さだったり作品の深さだったりですね。

北村 これからは自分の作品をどんどん作っていこうと思っているんです。展示会など個人の作品をだす機会を今年から増やしたいと思っています。

生島 今日はお時間いただきありがとうございました。

北村 こちらこそありがとうございました。
また一緒に遊びましょう。

北村 磨 Osamu Kitamura


編集メモ~

最近自宅の掃除をおろそかにしてしまっている。もう少しゆとりがあったらなと、そんなふうに思うことがよくある。時間的なゆとりもさることながら心のゆとりが欲しいと思うことがしばしば。アートに触れるということは心に余白を生むことだと感じる。今回の対談ではアートについてのみならず、人生観や価値観を再定義されるような、考えさせられる言葉がたくさんあった。今回の出逢いに感謝したいと思う。 Editor ITARU

 


《UP TALKs》クレジット

ゲスト

北村 磨 Osamu Kitamura

文字書き Calligraphy Artist 北村 磨 Osamu Kitamura

福岡県久留米市出身

「文字を書く。文字で描く。」

文字で想いを表現する。
をコンセプトに活動中。

多数メディアで紹介される。

インスタグラム

 

ホスト&編集

プロモーション いたる

STRA design プロモーションITARU

パッケージデザイン・リノベーションデザイン等の経歴を持つ。現在は家具の魅力を引き出す空間デザインや演出・企画、Webデザインやコンテンツ作りなどを手掛けるプロモーションの現場で働いている。趣味はキャンプ。


製品

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